- アメリカの公共ラジオnpr夜のニュース番組All things considered 2011/3/24:二分割されている国:日本の電力ボトルネック
東日本・西日本で電気の周波数が違うため、東日本の電力不足にたいして、西日本からの送電でまかなうことができず、停電に至るという問題について、政策研究大学院大学 GRIPSの八田達夫Tatsuo Hatta学長にインタビュー。
「今まで、東京電力など、日本の巨大電力会社は、こうした現況に満足してきた。自社の独占的な価格設定が守られ、自社の政治力も非常に強力になるからだ。八田学長は、そう主張する。『Japan Steel(日本製鋼?新日鉄?)のような電力ユーザー企業は、電力会社に対して、文句を言いません。電力ユーザー企業は、とても恐れているのです。政治家の多くだって、電力会社にはタッチしようとしないんですよ。』日本のエネルギーユーザーへの電力会社による締め付けを緩和する方向へ状況を変化させなければならないと八田学長は言う。『一つの可能性としてあるのは、この際、日本政府が東京電力を国有化してしまうということです。』政府が東京電力の送電線をおさえてしまい、東京電力の発電所を複数の小さめの事業者に売却して、電力販売の競争をさせる、そういうことも可能なのではあるまいか。・・・」
※八田達夫『電力自由化の経済学 (経済政策分析シリーズ)』 /『規制改革の経済分析―電力自由化のケース・スタディ』
※八田達夫氏は、報道時の2011/3においては政策研究大学院大学 GRIPS学長だったが、2011/4から、政策研究大学院大学 GRIPS学長は白石隆氏に交代。
- BBC2011/3/24: Will Fukushima spell Tepco’s doom?
- BBC2011/3/24:Japanese imported vegetables in Singapore ‘radioactive’
- ワシントンポスト2011/3/24 : Anxiety grows over Japan’s food and water supply
new york times 2011/3/24: Japan Moves to Calm Fears About Its Tap Water
ロイター2011/3/24:Ships may avoid Tokyo port on radiation concerns: industry