ドイツで、17000人分の個人データが漏洩、犯罪グループの手に渡り、銀行預金が無断で引き落とされる被害が発生、メディアで大きく取り上げられている。
漏洩した個人データは、名前、生年月日、住所、電話番号、そして、銀行の口座番号からなる。
これらの個人データ17000人分を収録したCDをある企業が販売、これを、ロト会社を装ったグループが購入、このグループは、CDに収録された個々人が、(本当はロトに参加もしていないし、契約もしていないにもかかわらず)ロトの金銭授受を口座引き落としで行う契約をしたかのようにみせかけて、銀行に対し、CD収録の口座番号からの自動引き落としを請求、そして、実際に、口座から、請求額は引き落とされた、という次第。
まったく知らない会社によって、多額の金額が、自分の銀行口座から引き落とされたとの苦情が、消費者センターに寄せられ、消費者センターが調査したことで発覚した。
消費者センター、データ保護の専門家は、《口座保有者》―《口座引き落としを請求した業者》間に実際に契約があるかないかを、銀行が確認せぬまま、口座引き落としの請求に応じたことが原因であるとして、銀行を非難している。
まったく落ち度がなくても、自分の口座残高が盗まれる可能性は、ドイツにショックをあたえている。
*ドイツ語に自信がないので、興味のあるかたは、以下の記事をご自身でチェックしてください。
雑誌スピーゲルの記事:
http://www.spiegel.de/wirtschaft/0,1518,571404,00.html
http://www.spiegel.de/wirtschaft/0,1518,571598,00.html
ARDのニュース記事:
http://www.tagesschau.de/inland/datenmissbrauch100.html
ARDのニュース番組で放送された動画:
http://www.tagesschau.de/multimedia/video/video361666.html
ZDFのニュース記事
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/25/0,3672,7287929,00.html