Archive for 3月 27th, 2011

2011年3月27日

Wikileaks暴露公電:以前から、日本の原発は警告を受けていた、米国外交当局、IAEA、河野太郎、電力会社からテレビ局への圧力・・・

  • イギリスの新聞ガーディアン2011/3/14:  アメリカ大使館公電: 日本の原子力戦略を国会議員が批判
    2008年3月14日、アメリカのシーファー駐日大使が本国へ送った外交公電の全文。
    非公開機密文書だったが、Wikileaksが入手。これは、ガーディアンが自サイトで公開しているもの。
    内容は、河野太郎衆院議員との懇談で、河野太郎議員が訴えた内容の報告。原子力政策の批判、自らが出演する原発問題を扱うテレビ番組が、電力会社の圧力で、制作打ち切りになったこと、等、河野氏の主張が、アメリカ本国へ報告されている。

 

  • イギリスの新聞テレグラフ2011/3/15: 日本の地震:原発について日本は警告を受けていた。ウィキリークス外交公電が証明。  show
    ウィキリークスで暴露された複数のアメリカ外交公電にもとづき、アメリカ大使館から本国への以下の報告を報道。
    ・IAEA職員が2008年12月、日本の安全ルールは時代遅れで、激しい地震によって、原発に深刻な問題が生じかねないと指摘。
    「IAEA職員によると、日本の地震の安全基準はこの35年間にたった三回しか見直されておらず、IAEAとしては、今、再検証しているところだという。」「また、最近のいくつかの地震は、一部の原発のデザインベースを超えている点、このことは深刻な問題である点も指摘された」(記事本文1段落,9-11段落)
    ・裁判所が、激しい地震に耐えられないと懸念して、西日本のある原子力発電所の閉鎖を命じたのに対して、日本政府は従わなかったという事件。2006年3月の外交公電は、「日本の原子力安全保安院は、原子炉は安全で、あらゆる安全分析が適切に行われていると信じている」と述べ、裁判所の懸念が、原子力監督当局に共有されていない旨報告している。(記事本文12-15段落)
    ・核燃料をリサイクルする新型原発が安全をないがしろにしているとの懸念が日本にあることを報告した外交公電もある。地元新聞を引用して「国策の御旗のもと全電力会社がお互いに歩調をあわせる様には、あやうさがある。コスト削減競争が安全をあやうくしたケースがいままでどれだけあったことか。」と報告。(記事本文17-18段落)
    ・2008年10月に行われた河野太郎衆議院議員との懇談の内容の報告。政府による原発事故隠蔽、風力発電等の代替エネルギー無視などが河野太郎議員によって指摘された。
    「経済産業省は原発事故を隠蔽し、原子力産業の本当のコストと問題をごまかしていると、河野議員は経済産業省を批判した。河野議員は、大規模な地震活動によって、核物質の貯蔵にも安全上の懸念が生じるとも、付け加えた」(記事本文19-21段落)

上記、ガーディアン等で公表されたWikileaks暴露公電について論評する記事。

一連のウィキリークス報道等についての河野太郎国会議員のブログコメント

2011年3月27日

英国キャメロン政権による財政支出削減:25万人規模の抗議行進、一部暴徒化。

BBC2011/3/26:In pictures: Spending cuts march through London

BBC2011/3/26:Anti-cuts march: Anger amid the carnival

BBC2011/3/27: Anti-cuts march: Tens of thousands at London protest

2011年3月27日

2011/3/27原発作業員の過酷な現実。原発事故で活躍できるロボットを日本はつくってない?